当機構の技術評価は、別添PDFファイルの技術評価方針に従い、SD295~SD490のJIS G 3112による異形鉄筋および685N/mm2級と785N/mm2級高強度せん断補強筋を用いた溶接せん断補強筋について行なっています。
別添PDFファイルに示すように、技術評価方針では、技術評価申込者は、技術評価終了後、翌年度から毎年、溶接せん断補強筋の標準製造要領書で定めた定期監査結果を当機構に報告の上、当機構の承認を得なければならないとしています。
これに伴い、当機構では、溶接せん断補強筋製造品質のトレーサビリティに主眼を置き、技術評価申込者から提出された定期監査結果について確認し、定期監査結果の確認結果を発行することにしています。
HKリング490は、共英製鋼(株)枚方事業所が製造するJIS G 3112に適合する異形棒鋼タフコンSD490を用いた鉄筋コンクリート造柱、梁に配置されるせん断補強筋であり、溶接閉鎖型、フック形式およびキャップタイ形式として用いることができる。HKリング490溶接継手は、2020年版建築物の構造関係技術基準解説書に示された建設省告示第1463号(平成12年5月31日)に基づく「鉄筋の溶接継手性能判定基準」によるA級継手と同等の性能を有します。
HKリング490の場合、JASS5による鉄筋の折曲げ形状寸法の規定に基づき、曲げ角度180°として曲げ性能を確認することで、末端135°フックおよび180°フックにも適用できます。