CDメッシュは、昭和産業グループ14社が製造するJIS G 3551による異形鉄線溶接金網であり、CDメッシュ重ね継手・定着工法では、直交横筋の支圧効果を期待せず、異形鉄筋と同様の重ね継手・定着工法とすることができる。本工法はGBRC性能証明 第01-08号(2001年9月4日)を取得し、昭和産業グループ14社とした改定4(2014年8月4日)以来、多数の製造実績を有する。
異形鉄線溶接金網CDメッシュ重ね継手・定着工法設計・施工要領書(2021年)は、軽量コンクリート1種を用いたCDメッシュの重ね継手・定着実験に基づき、適用範囲に軽量コンクリート1種を用いたCDメッシュを追加し、SABTEC技術評価を取得している。
トラストデッキは、鉄筋コンクリートスラブの施工性改善を目的として開発された底板デッキ付きトラス筋であり、上端主筋、下端主筋、ラチス筋と底板デッキで構成される。底板デッキは、板厚0.4mmの溶融亜鉛メッキ鋼板(JIS G 3302適合品)であり、ラチス筋脚部と電気抵抗スポット溶接で一体化される。一方、トラストデッキの仮設時設計では、コンクリート打設時荷重(コンクリート自重、トラストデッキ自重、施工荷重)に耐えるように設計し、本設時設計では、底板デッキの寄与を期待せず、コンクリート硬化後の床スラブとして、(日本建築学会)RC構造計算規準18条「床スラブの設計」に従って設計するとしている。