高強度せん断補強筋は、超高層RC建物が出現した1980年前後より開発され、近年、電炉高強度せん断補強筋の出現に伴い、高さ60m以下の建物にも広く普及している。当機構では、電炉鉄筋メーカーによる高強度せん断補強筋の開発支援を行う一方で、建築構造技術審議委員会で高強度せん断補強筋設計施工指針の技術評価を行うとともに、それらの共通指針としてSABTEC指針2016年、2021年、2023年を発刊している。
SABTEC指針(2023年)では、SABTEC技術評価を新たに取得した785N/mm2級高強度せん断補強筋の実験結果を踏まえ、2021年版の中段筋基礎梁の設計を中段筋梁の設計に拡張している。
(注記)
本稿は、「建築技術」2024年1月号掲載原稿であり、㈱建築技術の了解を頂き、当機構のWEB講座に掲載したものです。
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「建築技術」
2024年1月号
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