当機構では、建築構造技術審議委員会の技術評価による高強度せん断補強筋設計施工指針は、基本的な規定が同じであるので、それらの共通指針として、SABTEC高強度せん断補強筋 設計施工指針(2016年)を発刊している。また、2016年以降もSABTEC技術評価取得の高強度せん断補強筋が増加する中で、基礎梁鉄筋工事の施工性改善を意図して開発された中段筋基礎梁の技術評価が行われている。
これらより、2021年までにSABTEC技術評価を行った高強度せん断補強筋の共通設計指針として、SABTEC高強度せん断補強筋 設計施工指針(2021年)が発刊された。本指針では、7章「中段筋基礎梁の設計」を盛り込み、8章「構造規定」の解説(5)に梁せいの大きな基礎梁の横補強筋フック付き重ね継手のフック配置について記載している。
(注記)
本稿は、「建築技術」2022年1月号掲載原稿であり、㈱建築技術の了解を頂き、当機構のWEB講座に掲載したものです。
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「建築技術」
2022年1月号
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